なぜサードがセカンドに? 吉田正尚シフトに見る日本プロ野球のメジャーリーグ化?
どうもくろすけです。
先日、メジャーや日本プロ野球でCフラップ
というフェースガードが流行っていることを紹介しました。
このフェースガードはもともとメジャーの選手が怪我の予防のために使い始めたことがきっかけに流行りだしたアイテムです。
日本でもメジャーリーグの影響もあり、かなり多く選手がフェースガードを付けていますが、
今週のプロ野球は特に日本がメジャーリーグに影響されていることがわかるプレーが数多くありました。
日本ハムの吉田正尚シフト
このプレーを見て野球経験者の方で違和感を覚えない方はいないと思います。
吉田正尚選手はピッチャー金子からきれいに一、二塁間を破るヒットを打った!
と思いきや、三塁手の横尾がそこにいるのです!
打球は横尾のグラブに収まり、一塁へ転送されて記録は“三ゴロ”となりました。
本来ならこのような守備位置を守ることはあり得ませんが、吉田正尚選手がライト方向に強い打球を打つ確率が高いというデータの元このような守備シフトを採用したのです。
このような普通じゃありえない守備シフトは実は近年のメジャーリーグでは当たり前の世界になっています。
実際、大谷選手もシフトを引かれセンター前ヒットがアウトになっています。
このシフトなんかはもっと極端でサードが定位置、一塁ベースからセンター、ファースト、セカンド、ショートの順番に並んだ守備体型をとっています。
漫画のようなシフトですがこれが成功しているのがまた面白いところ
ヤクルト:ゲーム序盤で大差をつけられ主力選手を温存
ヤクルトの小川淳司監督は2-10と大差をつけられると4回終了時点で、山田哲人(26)、バレンティン(34)、青木宣親(37)の主力3人を一気にベンチに下げて控え選手と交代したのである。
まだ試合は中盤ということもありファンからは「ファンをバカにしている」「お客に失礼」という批判と「戦略的には正しい」という賛成意見が飛び交っている。
実はこのような捨てゲームに選手を温存するという采配はメジャーリーグでも数多くあります。
この動画は当時話題になりましたが、外野手のイチロー選手がピッチャーをしています。
これは試合終盤にワンサイドゲームになり逆転の見込みがないと思われたので主力ピッチャーの疲労を考慮してイチロー選手がピッチャーをしているのです。
過去には青木選手も敗戦処理でピッチャーをしたこともあります。
まとめ
近年はフラボール革命の影響もあり、日本野球のプレースタイル自体がだいぶメジャーリーグ寄りになってきています。
最善を尽くした結果、その采配になったのですから、もちろんそれが悪いわけではありません。
ですが、僕個人的な意見としては何でもかんでもメジャーリーグのまねごとをするのではなく、メジャーリーグの良さを取り入れつつ日本プロ野球の良さも残しつつと、日本ならではの野球がこれからも見られたらより楽しいだろうなと思います。
イチロー選手の引退会見で言っていた「頭を使わない野球になりつつある」
の意味を頭の片隅で考えながら
日本の野球は日本の野球で素晴らしいということを世界にもっと広まっていけばいいなと思います。
WBCで日本が2度世界一になった時のように…