準硬式野球は文武両道で魅力たっぷり!狭くて深い準硬式野球の世界
どうも、くろすけです。
先日に引き続き準硬式野球の世界についてお話ししたいと思います!
準硬式野球とはなんだ?という疑問は過去の記事に書いてますので、そちらを参照した下さい。
準硬式野球は大学を中心に活発に活動されていますが、全国大会常連校になると甲子園経験者が多数在籍してるなど、ざらにあります。
また、準硬式野球を選択する人のほとんどは、高校で硬式野球または軟式野球を経験していた方達ばかり。
実は、準硬式野球を選択した人の5割以上は大学に入るまで、その競技の存在を知らない方達なんです。。
では多くの大学生はなぜ硬式野球でも軟式野球でもなく、準硬式野球を選ぶのでしょうか?
大学で準硬式野球をしていた私の本音を書いていきたいと思います。
怪我や浪人など身体的不安から硬式野球を断念
高校時代の怪我や、浪人をしたという理由で準硬式野球を選択した人はかなり多いと思います。
準硬式ボールは硬式ボールよりも重さが軽くて表面のゴムが指にかかりやすい作りになっています。
ですので、比較的、肩や肘に不安がある人でも、投げやすいです。
後、どうしても硬式野球は大学のトップレベルになりますので、実力的な不安からワンランク下の準硬式野球を選択するということがあります。
受験で浪人した人も同じ理由です。
金銭的理由
大学の硬式野球は木製バットを使用しますので、道具への投資が今までよりも多くなります。
また、大学は学費が非常に高く、遠征も数多く行われるので、金銭面で断念する人も少なからずいます。
それに比べ、準硬式野球は金属バットを使い、ボールもゴムなので比較的長持ちします。
また、遠征や部費などが、硬式野球に比べると安い場合が多いので、準硬式野球を選択するというケースもあります。
準硬式野球の推薦枠がある
強豪大学になると準硬式と言えど、セレクションがあります。その多くが、県大会ベスト4以上であったり、高校軟式野球の全国大会経験者
とツワモノばかりです。
推薦を行っている学校の多くが有名私立大学なので、就職活動の際もかなりのメリットです。
バイトも学生生活も楽しみたい
なんと言ってもこれが大学準硬式野球の醍醐味ではないでしょうか?
硬式野球はハイレベルな上に、大学生活のほとんどを野球に捧げないといけません。
ですので、バイトをしたり、キャンパスライフを充実させたりというのは、普通の学生に比べると難しくなります。
ですが、準硬式野球は硬式野球に比べると練習時間が短かく、少ないことが多いので、バイトや他のことに時間を使うことができます!
僕が在籍していた準硬式野球部も全国大会常連校だったので、練習はほぼ毎日ありましたが、部員の全員がバイトをしていました笑
また、シーズンによっては重なった休みがあるので、旅行なんかも行けちゃったりします笑
遊びたいんだったらサークルでいいのでは?
と思われるかもしれませんが、準硬式野球は年々レベルが上がっていて、過去にプロ野球選手を輩出するほど、レベルが高いです。また、野球をしているときは真剣そのもので、お遊びで野球をしている人は一人もいません。遊ぶときは遊び、やるときはやる。
いい意味で、オンとオフがしっかりしているのが準硬式野球です!
学生主体で一人一人が考えて野球をすることができる
ほとんどの準硬式野球部が監督を設けていても采配をすることがありません!
では誰が采配をするのかと言いますと、部の主将や各リーダーなどがそれぞれ役割を持って采配をします。
僕のチームは、主将、副主将、主務、内野リーダー、外野リーダー、投手リーダー、バッテリーリーダーなどの役職があり、それぞれが取りまとめて最後は主将が采配を決定していました。
もちろん、役職がない人達が意見を出すことによってチームの方針が変わることがあります。
ベンチ入りメンバーは4年生が全員が自分の意見を言って、皆が納得するまで話し合うことで決めたりします。
また、チームの運営を学生主体で行うので、学年ごとにそのチームの方針とカラーがガラリと変わります!
このように監督から選手へのトップダウンではなく、ボトムアップの組織運営が出来ることも準硬式野球の魅力です!
まとめ
大学準硬式野球の目指すものはあくまでも「アマチュアスポーツの精神に則り学業との両立を目指す」こと
と書かれています。
このように大学の準硬式野球は部活としての野球の良さを残しつつ、学生生活を充実させることに重きを置いています。
実際、準硬式野球部を卒業した先輩方は社会に出てからも第一線で活躍されている方々ばかりです。
これから、大学生になる高校球児たちは、ぜひ準硬式野球という道もあるということを頭に入れてほしいなと思います。