くろすけのコツコツブログ

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7泊9日ヨーロッパ旅行があわやパー? 本当にあった怖い話

どうもくろすけです。

 

現在私は、7泊9日でヨーロッパ旅行に行っているのですが、格安航空券の怖さについて学ぶ旅行になりました。

 

今回の私の場合、7泊9日のヨーロッパ旅行をkiwi.comという旅行会社を使って航空券を取ったのですが、10連休のGWにもかかわらず約9万円程で購入することができました。

 

その行きの航空券の内訳が

 

4/27 Eastar jet

18:10 関西国際空港

19:55 仁川国際空港

 

乗り継ぎ2時間15分

 

4/27 中国南方航空

22:10 仁川国際空港

23:15 北京首都国際空港

 

乗り継ぎ3時間40分

 

4/28 Air Astana

02:55 北京首都国際空港

06:50 アスタナ国際空港

 

乗り継ぎ8時間10分

 

4/28 Air Astana

15:00 アスタナ国際空港

17:55 パリ=シャルル・ド・ゴール空港

 

大阪からパリに向かうための航空券なのですが、乗り換えが多すぎてほぼ丸一日かけてます。

この過酷なトランジットと搭乗時間が安さの理由です。

しかし、格安でヨーロッパに行けるのなら全然アリな選択だと思います。

 

このように別々の航空会社での乗り継ぎをスムーズに実現させているのがkiwi.comという旅行会社の凄さです。

 

しかし、この計画を立てた時、私はトラブルが起きた時に恐ろしい事が待っている事を知る由もなかったのです。

 

 

kiwi.comとは

2012年に創立された独自のサーチエンジンシステムを持つインターネット上の旅行会社です。社員は世界中に1,300人以上、本社はチェコにあり、9ヵ国に支店を持っています。(2017年6月時点)

世界各国の99%以上の航空会社と提携しているため、普段のフライト検索で見つからないようなLCC航空会社も網羅しています。

日本語の対応も平日の9時から17時まで対応しており、英語ですと24時間365日対応しているという優れものです。

 

kiwi.comの保証

フライトの欠航、遅延、スケジュール変更からお客様を守ります。目的地まで振替便を手配する、または支障がでたフライト分の代金を払い戻しする、のいずれかで対応します。

 

と書かれています。

 

なんだ、kiwi.comって遅延とかのトラブルがあっても代金の払い戻しができるんだ。

なんて良心的なんだよって思ってたんですが、カラクリがありました。

 

出発前48時間以内であれば、お客様にご決定   いただけます。それ以外の場合は当社が選択いたします。

 

と書かれており、当日の遅延などのトラブルの場合、払い戻しの対象外になるのです!

 

さらに、遅延により次のトランジットに間に合わないという事が起きた際、目的地までの振替便を用意すると書かれていますが、自分が勝手に代えのチケットを選択した場合は保証の対象外になってしまいます。

つまり、遅延の際はkiwi .comが用意する振替便を選択しなければ保証は受けられないのです。

 

7泊9日ヨーロッパ旅行の誤算

 

短時間すぎるトランジット

 

4/27 Eastar jet

18:10 関西国際空港

19:55 仁川国際空港

 

乗り継ぎ2時間15分

 

4/27 中国南方航空

22:10 仁川国際空港

23:15 北京首都国際空港

 

まず最初のトランジットですが、乗り継ぎ時間が2時間15分しかありません。

これは電車の乗り換えなどの場合ですとかなり余裕がありますが、飛行機の場合はかなり急がなくてはなりません。

 

しかも、過酷なところは乗り換えの際、航空会社が変わるので荷物の受け取りとチェックインを短時間で行わなければなりません。

 

国際線は搭乗の30分から40分前ぐらいには待機しておかないといけないので、少しでも遅れた場合乗れない可能性がかなりあります。

特にバスが飛行機まで移動しなければならない場合は最終時間が決まっており、それに乗り遅れると取り返しがつきません。

 

私はこのトランジットはなんとかクリアする事ができたのですが、次の北京からアスタナに向かう際に大事件が起こりました。

 

天候不良による遅延

 

4/27 中国南方航空

22:10 仁川国際空港

23:15 北京首都国際空港

 

乗り継ぎ3時間40分

 

4/28 Air Astana

02:55 北京首都国際空港

06:50 アスタナ国際空港

 

北京からアスタナに向かう便は乗り継ぎ時間が3時間40分と先ほどに比べて時間があったのですが、

 

 

22:10 仁川国際空港発が天候不良によってなかなか出発しないのです!

 

次のトランジットも荷物の受け取りとチェックインが必要なので最悪でも2時間前には着いておかないと間に合いません。

 

関西国際空港から乗り継いできた日本人が次のアスタナ空港行きに間に合うか仁川国際空港の係員に確認しますが、

kiwi .comが用意するチケットと飛行機会社はなんの関係性がないため、振替便に対応する事ができないのです!

 

ここで確認しておきたいのがkiwi.comの保証を受ける為にはkiwi.comに連絡しなければならないという事。

自分が勝手に代えのチケットを再購入した場合は保証の対象外になってしまいます。

 

ここからアスタナ国際空港に行きたい日本人とkiwi .comとの過酷な戦いが始まるのです。

 

kiwi.comが外国の会社であるという誤算

 

ここから何とかkiwi.comにこの事態を伝えなければならないと皆焦り出すのですが、時刻が日本時間で0時付近だったため、電話をしようにも

kiwi.comが日本語対応をしていないのです。(日本語対応は平日9時から17時)

 

そのために的確な状況を英語で伝えなければなりません。また、国際電話になるので、通話料が酷いことになります。

 

たまたま、わたしの場合は英語のできる日本人の客と航空会社の電話を借りる事が出来たので最悪の事態になりませんでした。

 

 

GWであるということ

 

GWということもあり、同じようにkiwi.comを使ってヨーロッパに向かう日本人が沢山いました。そのため、kiwi.comとしても振替便の手配や人数把握や状況を把握しなければならない為、対応がかなり遅れていました。

 

さらに、電話しているのが1人に対し、乗り換えに困る日本人が数組いる為に一人一人名前を確認するのにタイムロスが生じてしまいます。

 

 

逆に日本人が多いお陰で周りで助け合うことができたのは良かったです。結局、kiwi .comのフェイスブックから一人一人直接やりとりするよう説得してくれたので、振替便の保証対象者になりましたが、英語を話してくれる日本人がいなければ間違いなく対応はもっと遅れていました。

 

電話でやり取りしているうちに北京行きの飛行機がようやく飛んだのですが、その頃には次のアスタナ行きには間に合わない時間だった為、kiwi.comの連絡がないと次のアクションができない状況になりました。

 

中国ではインターネットができない

 

kiwi.comの対応待ちをする国が中国であったという事が一番の誤算でした。

 

中国は「グレートファイアウォールというネット検閲システムが敷かれています。


現在、中国ではインターネットの検閲システムが存在し、国民に対して中国共産党や政府にとって都合の悪い情報を閲覧できないようになっているのです。

ですので、中国ではアメリカのサイトや日本のサイトにはアクセスすることができません。

 

アクセスする際にはVPNというものを接続しないといけないのですが、VPNを接続するアプリは中国国内のネットではダウンロードする事ができません。

 

つまり、kiwi.comとの連絡が中国にいるために全くできない状況に陥ってしまいました。

 

しかし、これもたまたま日本人の中でVPN接続ができ、やりとり出来る方がいらっしゃったので最悪の事態は免れましたが、それでも振替便はいつまでたっても用意されないという状況は変わりませんでした。

 

 

北京国際空港に18時間足止め

 

kiwi.comの対応の遅さにイライラし、旅行のプランが崩れたことに皆、絶望を感じていました。10連休とはいえ時間は有限ですので今考えても腹立たしいです笑

結局、kiwi.comの振替便は半日後ぐらいにようやく連絡が来て、こちらの主張が通ったのかホテルもきちんと用意していただきました。

 

遅延トラブルがあると最低1日から2日は遅れる

 

本来は28日の夕方に着く予定だったのに対し、kiwi.comが用意した振替便は30日の早朝着。

あまりにも遅すぎると思いませんか?

パリではルーブル美術館の予約をしてましたし、ホテルの予約もしてました。

それらは全てパーです!

天候不良なんで仕方ないとはいえ、振替便ぐらいこちらで取得させてくれても良くないですか?

と怒りを爆発させてましたが今回の一件は勉強ということで今後に生かしたいと思います。

 

以上、愚痴でした笑